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2024.07.01 |

旧チーム青森・オノデリング劇場

onodeオリンピック選考会 チーム長野戦に臨む小野寺選手

 

見よ、この勝負師の目を!

小野寺選手は実に魅力ある選手です。

 

彼女はおそらくカーリングの神様から、重大な役割を担わされている人と思われて仕方ありません。

デリング劇場と言われる彼女の試合(当然、本人やチームメイトは一生懸命やっている結果なのだが、なぜかドラマ性を帯びる)は、自然と感情移入せずにはいられない展開になります。

これぞカーリングの醍醐味、という展開に意識せずとも持ち込み、こちらをそのスポーツの持つ魅力に引き込んでいくのです。

それがきっと神様の目的に違いない、と踏んでいるが。。。

 

絶対演出家がいる、と某巨大掲示板で書き込んでいた人がいたような・・・

当然筋書きなどあろうはずもなく、それは、神の領域と思うのは私だけでしょうか?

彼女がシムソンズに在籍し、悔しいソルトレイクでの惨敗。その悔しさをバネに盟友、林選手とともに故郷を離れ青森へ、はじめはチームも組めない挫折、そして新しいチームメイトの加入、そして希望を胸に新チームを確立、試行錯誤の結果、自らがスキップとなり、トリノオリンピックへと・・・

最初はあまり期待も注目もされていなかったうえ、派手なオリンピックに中にあって、もともとマイナーなスポーツゆえにさほど騒がれるようなこともなく予選はすすむ。

前半、調子が出ずに負けが大きく先行しがけっぷち。しかし、そのまま終らない、いやここからが彼女の彼女たる所であった。

他競技のメジャーな、そして有力な日本選手が次々と惨敗していく。トリノオリンピックそのものが日本のなかで「どれもだめじゃん、せっかく大画面プラズマTV買ったのにこれからどの競技を見ればいいの?」という失望感に覆われてきたころ、幸いにというか、予選が長いカーリングというスポーツと、地味ながら着実に放送スケジュールを組んでいたNHK。プラス分かりやすい小林神実況と、カーリングを身近で親しみやすいスポーツとして知らしめようと努力する「マリリンショット」刈谷アナ。

アンド、敗戦続きで自信をなくすスキップを暖かく支える林選手との友情、ぶれないチームの結束、故郷の応援団からの激励、すべてがこの時期に昇華するのであった。

カナダ戦へ・・・・

 

オリンピック中だけ見ても、彼女を中心とした奇跡のような環境の激変はやはり神業。

日本に帰国してからも、彼女はオーラを発し続ける、多くの人を巻き込んで。。。

今年の日本選手権、彼女にかかるとこんなスポコン漫画みたいな展開が実際に起こるので不思議です。

 

予選の初戦、いきなりの敗戦、「え?疲れてるの?」 

そして後輩(しかも中学生)にも敗戦、強豪(最大の強敵にして宿命のライバル)との試合が後半に組まれているなかで、もう負けたら決勝リーグにも進めないかも、という雰囲気が充満してくる。ライバルは負けなしの断トツ首位だ。

そんななかで、後輩との敗戦により覚醒したかのように、宿命のライバルとの戦いは熱戦の末、勝利。

すると、ライバルは宿敵との戦いに敗れたショックからか、それまでの快進撃がうそのように連敗をしてしまう。

予選終了時点で、チーム青森、彼女たちを破った後輩チーム常呂中、そして昨年それまで実績を着実に積み重ねてオリンピック出場ほぼ当確であったチーム青森に待ったをかけオリンピック選考会にまで持ち込んだ最大のライバル、チーム長野の3チームが首位で並び、予選順位はタイブレークに持ち込まれる。

 

予選でライバルのチーム長野を退けたチーム青森は、タイブレークでもその勢いは一層増すが、、ライバルもやはり強い。しかし、長野を紙一重の差でかわし、一位通過を決める。

チーム長野の精神的ショックはさらに大きいのか調子を崩したまま、常呂中にも大敗、前半の無敵状態とは裏腹に予選3位という苦しいポジションからの決勝トーナメントに臨む事となる。

 

チーム青森は予選で敗戦した後輩、常呂中を今度は大差で玉砕し完璧なリベンジをし、早々と決勝進出を決める。

対するチーム長野は宿命のライバルと再度戦うために鬼のようなスケジュールで勝ち上がらなくてはならない。もう彼女たちには頂上対決に臨むにはひとつも負けられない。まず、予選4位チームを退け、タイブレークでは力なく負けてしまった常呂中との戦い。

大激戦、9エンド終了時でチーム長野は4-5でリードを許しながら最終エンドへ。

チーム長野は最終エンド後攻であるが、1点しか取れなかったら同点、エクストラエンドに持ち込まれたら不利な先行に回り、勝利の可能性は低い。このエンドで2点以上取って決めるしかない。

そしてスキップ対決。チーム長野の再び宿命のライバルとの戦いにかける執念が炸裂する。これは経験の差なのか、それともこの試合、それとも次の決勝にかける根性の差なのか、それぞれスキップの投じたストーンは好対照なものとなる。チーム長野2点。逆転、決勝進出。

この時点で、チーム長野はかなりの体力と精神力を消耗していただろう、しかし、泣いても笑っても後1試合。

オリンピックチームとして、勝つこと自体が至上命令のごとくのプレッシャーがかかるチーム青森。

トリノオリンピック選考会では敗れたが、次のバンクーバーオリンピックを着実に目指すチーム長野。

両者の実力は互角。

今シーズン、この1ヶ月で劇的に変化をした日本カーリング界を締めくくる最高の舞台と対戦相手による最終戦だ。

 

実力的にも拮抗、そして互いに最大のライバルと認め会う両者、後半まで一進一退の手に汗握る攻防。まったくどちらが勝つのか予想もつかない大接戦。

そして、第9エンド、勝負に出たチーム長野、ジャムゲームとなり、スーパーショットの連発、青森先行で小野寺選手の最終ストーンが見事に決まりNo.1.2.3青森、ラストストーンはチーム長野のスキップ土屋選手。

 

スルー・・・

 

勝負あった。

最終戦にふさわしく、第10エンド、石がなくなるまでゲームが行われ、結局9-3でチーム青森が勝利した。

チーム青森の優勝、結果だけ見ると大差がついているが、実際はほんの少しの差だけだったような気がする。

それは、チーム長野が決勝に勝ち上がるために消耗しきってしまっていた、ということではなく、チーム青森がトリノオリンピックで得て、持ち帰ったもの、それは世界との経験の差だったような気がする。

 

チーム長野は出場することがかねてから決まっていた世界選手権へ旅立っていった、日の丸を背負って。この日本におけるライバルとの大激闘によって得た経験を抱えながら・・・・

小野寺選手、林選手はこの戦いで、休養に入ることとなった、復帰時期は示されないまま。

しかし、カーリングの神様はまた、彼女に今後いつの日か、重大な役割を担わせようとするに違いない、、、

 

 

カーリングの神様、第二幕のヒロインは、ふたたび小野寺さんですか?

それとも・・・

 

 

 

 

 

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2006.10.25 | Comments(4) | Trackback() | 未選択

コメント

こんばんは

はじめまして。この文章思わずグッとなるような素晴らしい文ですね。小野寺さんは、大勢の心を掴んでいますよね。今度、PCCに解説で来ますよね。私も23日に観にいきますが、解説以上の何かを期待してます。

2006-10-25 水 23:31:57 | | アイアイ2 #9b2bba15b6 [ 編集]

お初です、こんばんわ

私も23日PCC行きます。
SSですよ。
23日の解説、小野寺さんですか?

好カードばかりの日なのでいまから楽しみです。

カーリングの人気が根付くよう、我々応援する立場の人間も出来ることがあれば協力したいものです。

これからよろしく。

2006-10-25 水 23:39:20 | | mets #99c588300b [ 編集]

23日の解説

小野寺さんか林さんか、わからないのですが、是非、来てほしいですよね。私としては、解説なんてしてないで、応援に、加わって欲しいと思っています。ちょっとチーム青森が心配ですよね。

2006-10-25 水 23:58:24 | | アイアイ2 #9b2bba15b6 [ 編集]

確かに心配です

新チーム青森、確実に戦力ダウンしてる感は否めません。
いろいろ事情があると思うのですが、新メンバーが入ってからもちょっとの間は、旧メンバーと新メンバーが両方在籍する期間が少しでもいいのでもてたら良かったかもしれませんね。
会社でいうなら業務の引継ぎみたいな・・・

それに引き換え、中国がどんどん強くなってきている感じがして正直脅威です。

でも、PCCは今回ホームですし、我々も精一杯応援しましょう。

2006-10-26 木 00:14:12 | | mets #99c588300b [ 編集]

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